会の概要と取組みの現状 - 鍋屋連絡所の保存・活用と“奈良きたまち”のまちづくりを考える会 -
奈良女子大学の正門の南斜め前にある古い交番。何となく気になるあの古い交番は、奈良県警が所有する施設で(土地は、国有地)県警では「鍋屋連絡所」と呼んでおり、警察の施設としての役割は終了して現在は使われていません。
この建物のある“奈良きたまち”には、重要文化財の奈良女子大学記念館をはじめ聖武天皇陵、般若寺、転害門など多くの文化遺産がありますし、地域の人たちがボランティアの館長として仕事場の一角や個人の収集品などを公開し、地域の伝統の技や文化にふれる機会となっている14ケ所もの“奈良まちかど博物館”があります。また、奈良街道まちづくり研究会の方々を始めとする地元の方々が、お水取りにあたって「二月堂竹送りお迎え式」を行うなど数々の地域起こしの活動も盛んです。
「鍋屋連絡所」は、この“奈良きたまち”の近鉄奈良駅からの入口部分にあり、“奈良きたまち”の観光拠点や地域の活動拠点として活用するための絶好の立地です。
そこで、地元の自治会長、奈良女子大学の教員、鍋屋連絡所の保存・活用に興味を持つ市民が集まり、「鍋屋連絡所の保存・活用と“奈良きたまち”のまちづくりを考える会」を結成して、この建物を“奈良きたまち”の観光拠点や地域の活動拠点などに活用しようと活動を始めました。そして、奈良市との協働事業にしていただくべく奈良市に保存、改修にむけた予算の確保や私たちの取組みへの協力をお願いし、平成23年度予算で整備のための費用を計上していただきました。いよいよ、建物の改修と活用が始まります。